🔌**「充電器のPD対応ってなに?」意外と知らないUSBの進化話**🔋
- アルチザンツール スタッフ

- 10月11日
- 読了時間: 3分
最近よく目にする「PD対応充電器」。
パッケージにドーンと「PD対応」と書かれていても、
「それって何が違うの?」と思ったこと、ありませんか?
実はこの“PD”とは 「USB Power Delivery(USB-PD)」 の略。
簡単に言うと、USB Type-Cケーブル1本で、高出力の電力をスピーディーに
届けられる給電規格なんです。
たとえば、昔のUSB充電ってスマホ用くらいの出力しかなくて、
ノートパソコンをつなぐなんて夢のまた夢。
でも、PDならなんと**最大240W(最新規格)**もの電力を供給可能!
スマホはもちろん、タブレット、ノートPC、さらには一部の工具バッテリーまで
——これ1本でまかなえるようになりました。
しかも、PDは“ただの速さ自慢”じゃありません。
機器同士がちゃんと会話して、「あなたにはこれくらいの電力を送りますね」と
自動で最適な電力を調整してくれるんです。
だから、過充電や発熱の心配も少なく、安全で効率的。
📱💻⚡つまりPD充電器は、「スマートに、早く、安全に」充電したい人の心強い味方。
もはやUSBケーブルは“データ通信用”だけじゃなく、“電力供給ライン”の時代へ突入しているんです。
「実際どうすれば使えるの?」——そんな疑問、意外と多いんです。
実は、PDの恩恵(=爆速充電✨)を受けるには、
“3つのアイテム”がすべてPD対応であることが大前提なんです。
一つでも欠けると最高の出力を出せません。65W出力なんだけど20Wしかでてない
例えばスマホを充電していて、
「え、PD対応なのに全然速くないじゃん!」
なんて経験、ありませんか?
スペック上は“15W急速充電対応”のはずなのに、実測すると7Wくらいしか出てない…。
実はこれ、**めちゃくちゃよくある“充電あるある”**なんです。
◆① PD対応の充電器(ACアダプター)
まずはここがスタート地点。充電器の仕様欄に 「USB Power Delivery」 または
「PD対応」 と書かれているかチェック!
最近では「PD 20W」「PD 65W」「PD 100W」など、出力ワット数が記載されています。
使う機器(スマホ・ノートPCなど)に合わせて、出力を選ぶのがポイントです。
💡たとえば:
スマホ → 20W前後
タブレット → 30〜45W
ノートPC → 60〜100W以上
◆② PD対応ケーブル(USB Type-Cケーブル)
ここ、意外と見落としがち。「Type-Cの形してるし大丈夫でしょ?」と思っても、
すべてのType-CケーブルがPD対応とは限りません!
PDでは高電圧・高電流を流すため、対応ケーブルでないと充電速度が出なかったり、安全上問題が起きることも。パッケージに「PD対応」「100W対応」「E-Marker搭載」などの表記があるものを選びましょう。
◆③ PD対応デバイス(スマホ・ノートPCなど)
最後に、受け取る側の機器もPD対応である必要があります。
最近のスマートフォン(iPhone、Androidの上位モデル)や
ノートPC(MacBook、Surfaceなど)はほとんどPD対応。
ただし、古い機種や一部のガジェットは非対応の場合もあるので、スペック表で確認を。
まとめ:「3点セット」が揃えば最強!
必要なもの | チェックポイント |
充電器 | 「PD対応」「〇〇W出力」表記 |
ケーブル | 「PD対応」「E-Marker付き」 |
デバイス | 「PD対応」記載 or Type-Cポート搭載 |
🚀つまり、PDを使うには“全部PD対応”が鉄則!
1本のUSB-Cケーブルで、スマホもPCもサクッと急速充電できる時代。
一度使うと、もう普通の充電には戻れないかも…?😎
注意:PD対応=常に爆速、ではない!
◆ケーブルがPD非対応
安価なType-Cケーブルだと、PD信号を正しくやり取りできず、結果的に出力が制限されてしまいます。
◆バッテリーの状態&温度
熱を持っていたり、バッテリー残量が80%を超えていたりすると、
内部で「安全モード」に切り替わって自動的に出力を下げます。
◆充電器 or ケーブルの組み合わせ
PD対応といっても、メーカーや規格(PPS、QCなど)の違いで最適な出力が出ないことも
◆マルチポート充電器の“出力分配”
SBポートが2口以上あるタイプだと、同時に充電している機器で電力が分配されます。
でも、条件がそろえばびっくりするほど速くなるのがPDの魅力。
「遅いな…」と思ったら、まずはケーブルと組み合わせを見直してみてくださいね😉

