4000ルーメン(lm)と5700ルーメンはどのくらい違う?
- アルチザンツール スタッフ

- 11月4日
- 読了時間: 3分
まず「ルーメン(lm)」とは、LEDライトなどの「明るさ(光の量)」を表す単位のことです。
🔦 簡単に言うと
ルーメン(lm)=光の明るさの量(光束) → 値が大きいほど「たくさん光を出している=明るい」
たとえば:
ルーメン値 | 明るさの目安 | 使用例 |
約100lm | 小型懐中電灯、デスクライト | 手元照明 |
約300〜500lm | LEDランタン、作業灯(小型) | 車内・テント |
約800〜1000lm | 電球(60W相当) | 部屋の照明 |
約2000lm以上 | 投光器・現場照明 | 屋外・作業用 |
💡 よくある勘違い:「ワット(W)」との違い
ワット(W)=消費電力(電気をどれだけ使うか)
ルーメン(lm)=明るさ
昔の白熱電球では「60W=明るい」という感覚でしたが、LEDは少ない電力で高いルーメンを出せるので、「W数」ではなく「ルーメン値」で明るさを比べるのが正確です。
🧭 目安の換算(白熱電球との比較)
白熱電球の明るさ | 相当するルーメン(LED) |
40W | 約485lm |
60W | 約810lm |
100W | 約1520lm |
🌟 数値的には
5700 ÷ 4000 = 約1.425倍→ 5700lmは4000lmより約42%明るい ということです。
👀 見た目の感覚として
人の目は明るさの変化をリニアに感じないため、「1.4倍の光量」でも「体感では1.2倍くらい明るく感じる」ことが多いです。
つまり:
ぱっと見では「少し明るい」「照射範囲が広がった」と感じる程度。ただし、暗い場所(屋外や夜間作業など)では違いがはっきりわかります。
💡 具体例でいうと
明るさ | 使用イメージ | 備考 |
4000lm | 現場用ライト・屋外作業・ガレージ照明 | 十分明るいレベル |
5700lm | 投光器・キャンプサイト全体・広い駐車場 | より広範囲・まぶしいほど明るい |
🔋 参考:電力と効率
同じ効率のLEDなら、明るさが1.4倍になる分、消費電力や発熱もやや増える傾向です。(例:4000lm→40W前後、5700lm→55〜60W前後)
🧰 作業灯として使う場合
項目 | 4000lm | 5700lm |
明るさ | 十分明るく、2~3m先もはっきり見える | 現場全体を照らせるレベル |
使用感 | 局所照明(作業台・車の下など)に最適 | 広い範囲の照明向け |
おすすめ | 持ち運びやすさ重視 | 明るさ・作業効率重視 |
👉 ポイント:車整備や日中の補助照明なら4000lmで十分。
夜間の屋外作業・現場照明なら5700lmの方が安心。
🏕️ キャンプ用ライトとして使う場合
項目 | 4000lm | 5700lm |
明るさ | サイト全体をほどよく照らせる | かなり明るく、眩しいほど |
雰囲気 | 温かみのある明かりにしやすい | 明るすぎると虫も寄りやすい |
おすすめ | ファミリー・ソロキャンプ向け | グループキャンプや広場照明向け |
👉 ポイント:雰囲気重視なら4000lm。
防犯や大人数キャンプでは5700lmの方が頼もしいです。
🏭 倉庫・ガレージ照明として
項目 | 4000lm | 5700lm |
照射範囲 | 約3×3mくらいをしっかり照らす | 約4×4m以上を明るくカバー |
使用感 | 作業台・棚周辺向け | 天井高がある・広めの倉庫向け |
おすすめ | 小~中規模倉庫、ガレージ | 中~大型倉庫、車2台以上のガレージ |
👉 ポイント:照らす範囲が狭いなら4000lmで十分。
天井が高い・広い空間なら5700lmが有利です。
用途 | おすすめ明るさ |
作業灯(車整備・DIY) | 4000lm〜5700lm(環境に応じて) |
キャンプ | 3000〜4000lm(雰囲気重視) |
倉庫・ガレージ | 5000〜6000lm以上(明るさ優先) |

