オービタル機構って聞いたことあるんだけど・・・・・
- アルチザンツール スタッフ

- 10月31日
- 読了時間: 2分
🔧オービタル機構とは?
「オービタル(orbital)」は英語で“軌道を描くような”という意味。
つまり、ただ前後に動くだけでなく、円や楕円を描くように動く機構のことです。
電動工具では、刃や研磨パッドが「円運動+前後運動」を組み合わせて動くように設計されています。
🪚ジグソーでのオービタル機構
▼通常(オービタルOFF)
刃が上下にまっすぐ動くだけ。→ 切り口はきれいですが、切断スピードは遅め。
▼オービタルON
刃が上下しながら、同時に前方に押し出すように動く。→ 一回の動きでより多くの木材を削り取るので、切断スピードが格段にアップします。
✳オービタル段階(1~3段など)
多くのジグソーには調整機能があり、
低速(1)=仕上がり重視(薄板・金属向け)
高速(3)=スピード重視(木材や合板向け)というように使い分けます。
🪵サンダーでのオービタル機構
サンダーでは「オービタルサンダー」「ランダムオービットサンダー」といった名称があります。
オービタルサンダー:パッドが小さく円運動(一定方向)→ 仕上げ研磨や塗装前の整えに最適
ランダムオービットサンダー:円運動+ランダムな回転(不規則な軌道)→ 研磨跡が残りにくく、ムラのない仕上がり
⚙️オービタル機構のメリット・デメリット
項目 | メリット | デメリット |
ジグソー | 切断が速い/作業効率アップ | 切り口が荒くなる(ささくれが出やすい) |
サンダー | ムラが少なく滑らかに仕上がる | 粗削りには時間がかかる場合も |
✅まとめ
「オービタル=軌道運動」
ジグソーでは切断スピード向上、サンダーでは仕上がりの美しさ向上
素材や目的に応じてON/OFF・段階調整がポイント!

