グルーガンには主に2種類のグルースティック(円形に生成した接着剤)サイズある
- アルチザンツール スタッフ

- 10月28日
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グルーガンとは?
電気で熱を加えて樹脂(グルースティック)を溶かし、接着するための工具です。木材・プラスチック・布・紙・金属など、さまざまな素材を手軽に接着できます。DIYや手芸、修理などに広く使われています。※グルースティックは市販されています。
スティックサイズ:
7mmタイプ(ミニサイズ):小型で軽い、手芸・工作向け
11mmタイプ(標準サイズ):溶解量が多く、しっかり接着できる。DIY・補修作業などに最適
比較項目 | 7mmタイプ(ミニ) | 11mmタイプ(標準) |
スティック径 | 約7mm | 約11mm |
本体サイズ | 小型・軽量 | やや大きめ・しっかり |
加熱時間 | 約3〜5分 | 約3〜5分 |
グルーの吐出量 | 少なめ | 多い(広範囲の接着に向く) |
接着力 | 弱〜中程度 | 中〜強力 |
主な用途 | 手芸・模型・紙工作 | DIY・修理・木工など |
価格帯 | 比較的安価 | 若干高め(出力も高い) |
使いやすさ | 初心者・軽作業向け | 本格作業・強度重視向け |
🔸 選び方の目安
手芸・工作・軽補修 → 7mmタイプ
木材や金属、プラスチックの固定など強度が必要な作業 → 11mmタイプ
強度を求めるなら11 mm径が有利
スティック径が太いため、溶けて出てくるグルー(接着剤の流体)の量が多く、接着面積が広かったり、強度を求められる接着に適しています。
11 mmの方がより広範に多くの樹脂が抽出されるため、強力な接着力を求めるとき・接着範囲が広いときに適しています。
適している作業の具体例
次のような用途・シーンには、11 mm径タイプが特に向いています。
・木材、板材、家具の補修・工作
木の板、棚、ラック脚、家具の補修など「広い接着面」「重量物を支える」「耐久性を求める」場面。11 mmタイプならたっぷりグルーを供給でき、強めの接着が期待できます。
「11mmのスティックは…大きな面積に塗布する際や耐久性を求める作業にピッタリ」
・プラスチック・金属・比較的硬め素材の接着(補修用途)
プラスチックや金属、金具など、熱や力がかかる可能性のある素材を接着する際、7 mm径だと供給量/強度で若干不安なことがあります。11 mm径であれば、比較的「しっかり固定」したい時に安心感があります。
・DIY/工作で「面積が大きい」「固定条件が厳しい」シーン
例えば、パネル貼り、側板・背板の接着、ステージ/舞台装置の簡易工作、屋外モックアップ(仮設構造)など、接着部分が大きかったり、荷重・振動・取り外しなど条件がある作業では11 mmが有利です。
・スピードよりも「しっかりくっつける」ことを重視した作業
11 mmスティックを使ったグルーガンは、溶融量が多いため接着時の余裕も取りやすく、位置調整などが少ししやすいという記述があります。
注意したほうが良いシーン/素材
注意したほうが良い場面もあります。
細かな作業・精密な手芸・模型・アクセサリーなど、狭いスペースや少量接着を求める場合:7 mm径の方がコントロールしやすい。
熱・溶融量・液だれのリスクが気になる場合:径が太いと「出す量をコントロールしづらい」「先端が熱くなる」などの懸念があります。
接着対象が「熱に弱い」「変形しやすい」「精密な寸法が必要」な素材(薄い布・フィルム・繊細な樹脂パーツなど):高出力・多量供給はオーバースペックまたはリスクになる可能性あり。
素材の表面が極めて滑らか・低接着性(例:一部プラスチック、ガラス、タイル)接着しずらい

