ジグソーとグラインダーは「DIYで壊れやすい工具」でもあるので、ここを理解しておくと長持ちさせられます
- アルチザンツール スタッフ

- 3 日前
- 読了時間: 2分
たった「2〜3回」で工具が壊れた
こんな経験ありませんか?
使い方・負荷のかけすぎ
刃物系(ジグソー・グラインダーなど)は、無理な押し付けや連続使用でモーターが焼けやすいです。
想定外の素材(硬い金属・厚板など)を切った。➡ モーター温度・切削音・負荷のかかり方をチェック。
ジグソー(Jigsaw)
🔸壊れやすい原因
刃を押し付けすぎ
押しつけても早く切れません。逆にモーター・ギア・シャフトに負担がかかります。
特に安価なジグソーは、ピストン軸の支持部が弱く、すぐガタが出ることも。
曲線切り・硬い材料を無理に切る
曲線や厚板を無理に切ると、刃が斜めに引っ張られてクランプ部(刃の固定金具)やブレードが折れる。
刃が摩耗したまま使う
切れ味が落ちた刃を使い続けると、摩擦熱でモーターが焼けやすくなります。
「ちょっと煙くさい」「焦げ臭い」と感じたら危険信号。
オービタル機構の誤用
木材用でオービタルONのまま金属を切ると、刃が暴れて破損。
材質ごとに設定を切り替えるのがポイント。
🔧長持ちのコツ
刃は用途別に使い分け(木・鉄・塩ビなど)
切るときは力を抜いて送りを一定に
作業後に粉塵をエアで飛ばす(内部のギア部分が錆びやすい)
時々ピストン軸にグリスを軽く塗布(できる機種のみ)
⚙ グラインダー(ディスクグラインダー)
🔸壊れやすい原因
スイッチ焼け・接点不良
金属粉や火花がスイッチ内部に入り込み、スイッチが通電しなくなる。
「動いたり止まったり」する時はほぼこれ。
回転数に対して負荷が大きすぎる
厚い鉄や硬いステンレスを長時間削ると、モーターコイルが過熱して焼損。
火花が青白くなったら過負荷のサイン。
ディスクのバランス崩れ
落下・偏摩耗した砥石を使うと、軸受け(ベアリング)に振動負担がかかり寿命が縮みます。
粉塵吸い込み
金属粉が内部のファンに吸い込まれ、軸受けやコイルが摩耗。
特に換気の悪い場所や上向き作業で起こりやすい。
🔧長持ちのコツ
使用前に砥石のヒビやバランス確認
長時間使うときは5〜10分ごとに休ませる
切削方向に無理な押し付けをしない(グラインダーは削る力より「回転スピード」で勝負)
作業後はエアブローで粉を飛ばす+スイッチを軽くカチカチ動かす


