車のタイヤ空気圧の適正値とは?見方や目安・入れ方
- アルチザンツール スタッフ

- 10月30日
- 読了時間: 3分
タイヤの空気圧(エア圧)は、走行時の安全性や燃費、
乗り心地に大きく関わる重要ポイントです。
「高すぎても低すぎてもNG」——つまり、車ごとに決められた“適正値”を保つことが大切です。
📏適正空気圧の見方
多くの車では、運転席ドアを開けた内側(ドアフレーム部分)に貼られたラベルに表示されています。「前輪 230kPa」「後輪 220kPa」といった数値が書かれており、これがメーカー指定の基準値です。
また、取扱説明書や給油口の内側に記載されている場合もあります。
🔍空気圧チェックの目安
使用状況 | チェック頻度の目安 |
通常の街乗り | 月に1回 |
長距離ドライブ前 | 毎回チェック |
季節の変わり目 | タイヤ交換時に確認 |
特に気温が下がる冬場は空気圧が自然に下がりやすいので注意が必要です。
⚠️空気圧が低い場合(空気が足りない)
① 燃費が悪くなる
タイヤがつぶれて路面との接地面が広がるため、転がり抵抗が増加。→ エンジンの負担が増えて、燃費が2〜5%悪化することもあります。
② タイヤの寿命が縮む
外側(両端)だけがすり減る「片減り」が起きやすく、摩耗が早まるだけでなく、最悪の場合は内部のワイヤーが切れて**バースト(破裂)**の危険も。
③ ハンドルが重く、フラつきやすくなる
タイヤが柔らかくなると操縦性が低下。特にカーブや高速走行時にふらつきやすくなり、ブレーキ性能も低下します。
⚠️空気圧が高い場合(入れすぎ)
① 乗り心地が悪化
タイヤが硬くなり、路面の凹凸をそのまま拾うようになります。→ 段差で「ガツン」とくる衝撃が増え、長距離ドライブが疲れやすくなります。
② グリップ力が下がる
接地面が中央に集中してしまい、→ 雨の日の制動距離(止まるまでの距離)が長くなることも。
③ タイヤ中央だけがすり減る
「センター摩耗」と呼ばれる現象で、見た目は溝が残っているのに中央だけツルツルになるパターン。寿命が短くなり、結果的にタイヤ交換のサイクルも早まります。
⚠️空気圧が合っていないと起こる“二次被害”
サスペンションなど足回り部品の劣化が早まる
タイヤの偏摩耗による走行時の振動や騒音
まっすぐ走らない、ハンドルが取られるなどの不安定挙動
✅理想は「ちょっと高め」?
実は、空気圧は走行中に自然に少し下がるため、指定値より10〜20kPaほど高めに入れておくのが一般的です。ただし、極端な入れすぎはNG。指定範囲を守るのが基本です。
🧰空気の入れ方
車用エアポンプ(空気入れ)を利用
バルブキャップを外す
ホースをしっかり差し込み、メーターで圧を確認
適正値まで入れる(または抜く)
キャップを戻す
※冷えている状態(走行前)で測るのが正確です。
✅まとめ
適正値は「ドアの内側ラベル」で確認!
月1チェックでタイヤ長持ち&燃費アップ!
冬は特に要注意!

