ポリッシャー ダブルアクションは初心者にもおすすめされる人気の構造
- アルチザンツール スタッフ

- 11月1日
- 読了時間: 2分
「ダブルアクションポリッシャー」は、車のボディ磨きやワックス掛けなどで使う電動ポリッシャーの一種で、仕上がりの美しさと使いやすさを両立したタイプです。
🔧基本と動き
「ダブルアクション」という名前の通り、**2つの動き(アクション)**を同時に行うのが特徴です。
① 回転運動(ローテーション)
ポリッシャーのパッド(円盤部分)が円を描いて回転します。これは通常の「シングルアクションポリッシャー」(=直接回転型)と同じ動き。
② 摺動運動(オービット/振動)
同時に、回転軸自体が**小さく円を描いて振動(公転)**します。これにより、パッドの同じ場所が常に同じ軌道を通らないようになります。
つまり、パッドが中心をずらして回ることで「2つの動き」が同時発生します。
これが「ダブル(2つの)アクション」です。
🧠 ダブルアクションの基本構造
🔩 中心(モーター軸)
モーターが回転すると、**軸(スピンドル)が高速で回転します。
ただし、ダブルアクションではその軸に偏心ウェイト(偏芯カム)**が付いています。
この「偏心」がミソです。
⚙️ 動きの仕組み
ポリッシャーの**パッド(バフ)**は、次の2つの動きを組み合わせています👇
動き | 内容 | 例えるなら… |
① 自転(回転) | バフ自体がくるくる回る | 地球の自転 |
② 公転(オービット) | 回転軸が円を描くように動く | 地球の太陽まわりの公転 |
⚙️なぜ「ダブルアクション」が良いの?
この2つの動きが組み合わさることで:
比較項目 | シングルアクション | ダブルアクション |
研磨力 | 強い(早く削れる) | やや弱い |
焼き付き(磨きムラ) | 起きやすい | 起きにくい |
初心者向け | 難しい | ◎扱いやすい |
仕上がり | プロ向け | ツヤ出しに最適 |
つまり、磨きすぎや塗装焼けを防ぎながら、きれいなツヤを出せるのがダブルアクションの強みです。
💡具体的な用途
車のワックス・コーティングの塗り込み/拭き上げ
洗車キズやくすみの軽い除去
ヘッドライトの黄ばみ取り
艶出し仕上げ(鏡面仕上げの最終段階)
本格的な「研磨」よりも、「安全に美しく仕上げたい」用途に最適です。
⚠️注意点
研磨力が穏やかなので、深いキズを消すのには時間がかかる
パッドやコンパウンド選びによって効果が大きく変わる → 目の細かいコンパウンドで仕上げると“プロ並みのツヤ”になります。

