電動ラチェットレンチの使い方と注意点|効率アップの便利ツール!
- アルチザンツール スタッフ

- 9月14日
- 読了時間: 3分
手作業では時間がかかるボルトやナットの締め付け作業。そんなときに大活躍するのが「電動ラチェットレンチ」です。
でも、「普通のラチェットと何が違うの?」「使い方は難しい?」「注意点は?」など、初めて使う方には不安もあるはず。
この記事では、電動ラチェットレンチの基本的な使い方・便利なポイント・注意点を初心者向けにわかりやすく解説します。
電動ラチェットレンチとは?
電動ラチェットレンチは、モーターの力でソケットを回転させる工具で、ボルトやナットの締め付け・取り外しを自動で行えます。
🔧 特徴:
トリガーを引くだけで簡単に回せる
狭い場所や大量のボルト作業に最適
バッテリー式が主流で持ち運びにも便利
電動 vs 手動ラチェットレンチ:何が違う?
項目 | 電動ラチェットレンチ | 手動ラチェットレンチ |
回す力 | モーターの力で回転 | 手の力で回す |
スピード | 速い(作業効率◎) | ゆっくり |
精度 | 高速だが力加減に注意 | 自分で調整できる |
価格 | やや高価(数千円〜) | 安価(数百円〜) |
使用感 | 快適・疲れにくい | シンプルで確実 |
【使い方】電動ラチェットレンチの基本操作
1. ソケットを取り付ける
差込角(主に3/8インチ or 1/4インチ)に合ったソケットを選び、カチッと装着。
2. 回転方向を確認する
本体の「回転切り替えスイッチ」で、締める/緩める方向を選択。
3. バッテリーを装着(または電源ON)
充電済みのバッテリーを本体に取り付けて準備完了!
4. ボルトに当てて、トリガーを引く
ソケットをボルトにしっかりはめ、軽く押さえながらトリガーを引くと回転がスタート。
5. 必要に応じて手で最終締め
電動ラチェットはトルクがやや弱めのため、最後は手で確認・仕上げ締めするのがベスト。
【注意点】使用時の5つのポイント
⚠️ 1. 強トルクが必要な作業には不向き
電動ラチェットは軽作業・スピード重視の道具。固く締まったボルトにはインパクトレンチやブレーカーバーを使いましょう。
⚠️ 2. 締めすぎ・なめりに注意
トリガーを引き続けると、必要以上に締めてしまう可能性があります。「カチッ」と止まるトルクレンチと併用するのがおすすめ。
⚠️ 3. ソケットはインパクト対応ではないものが多い
電動ラチェット用のソケットは、通常のハンドツール用と同じ。インパクトソケットとは別物なので、混同しないよう注意。
⚠️ 4. バッテリー管理を忘れずに
使用中にバッテリー切れ…というのは意外とありがち。予備バッテリーの用意と定期的な充電は忘れずに。
⚠️ 5. 狭い場所での使い方に注意
電動ラチェットはサイズがやや大きめなので、隙間が狭い場所には入らないことも。その際は手動ラチェットやエクステンションバーで対応しましょう。
電動ラチェットレンチのおすすめの使い方例
家具の組み立てや解体
自動車の内装・外装部品の取り外し
バイクのカウルやパーツ交換
DIY全般のボルト締結作業
まとめ:時短&効率アップ!でも安全第一で使おう
電動ラチェットレンチは、作業時間を大幅に短縮できる便利な工具です。特に「同じ作業を何度も繰り返す」ような場面では、手動に戻れない快適さがあります。
ただし、トルク管理や力加減が必要な場面では注意が必要です。手動レンチやトルクレンチと組み合わせて、安全で正確な作業を心がけましょう。

