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インパクトや電動ドリルの差込口形状(六角軸)AタイプとBタイプの違いは?

差し込み形状

インパクトや電動ドリルで最も重要なのが 差し込み形状の規格

■ ① 六角軸=一般的

  • 日本で最も普及

  • ホームセンターのビットはほぼこれ

  • インパクト・ドリル両方で使用可能


AタイプビットBタイプビットとは?

Aタイプは、**六角ビットの“差し込み部分の規格”**のひとつで、

特に 電動ドライバー・エアドライバー(工場向け)で使われる日本規格です。


Aタイプ(13mm 規格)

溝(C溝)から先端部までの長さが 13mm

 ① ビット抜け防止が強い(生産現場向け)

C溝の位置が13mmにあることで、チャック内部のロックボールがしっかり噛みます。

  • 作業中にビットが抜けにくい

  • 振動に強い

  • 長時間連続作業でも安定

  • トルクの伝達が安定


国内メーカーの多くが“日本工業規格(JIS)時代”から採用

日本の電動工具が古くから使用していた規格が Aタイプで、エアーツールも含め国内で長く使われてきました。

特に:

  • Panasonic(パナソニック)

  • 日東工器

  • UHT

  • トネ TONE

  • KTC(工具)

  • 空研(エアツール)

など、日本ブランドはAタイプが基本


 Bタイプ(9mm / 9.5mm 規格)

Bタイプは、ビットの C 溝(固定用の溝)から先端までの距離が短いタイプで、

9mm または 9.5mm(9.0〜9.5mm)

この長さが Bタイプの最大の特徴です。

① ビット着脱が“浅い位置”でできるため、小型工具に向く

溝までの距離が短い=チャックへの差し込みも浅い。

そのため:

  • 小型・軽量の電ドラで使いやすい

  • コンパクトヘッド(短いヘッド長)が作れる

  • 細かい作業に有利(家具組立・精密作業)


Bタイプが使われる主な工具

■ 海外ブランドの電動ドライバー

Bタイプは、主に 海外規格(特に欧州・アジア圏) の電ドラで採用されています。

例:

  • Bosch(欧州仕様)

  • DeWalt(旧モデル)

  • 一部のノーブランド海外電ドラ

  • 小型のエアーツール(中国製が多い)


Bタイプの注意点(デメリット)

■ ① Aタイプのチャックに使えない

C溝の位置が違うため、Aタイプ(13mm用)チャックにはしっかりロックがかからない

  • “刺さるけど固定されない”

  • 抜け落ちる

  • ガタつきが出る

  • 噛みこみ

というトラブルの原因になります。


■ 国内ではあまり主流ではない

日本のメーカー(Panasonic・日東・KTC など)は、Aタイプ(13mm)を採用してきた歴史があり、国内流通品では Bタイプが少ないという背景があります。

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