インパクトレンチ用ソケットのサイズ選びを解説
- アルチザンツール スタッフ

- 9月22日
- 読了時間: 2分
インパクトレンチ用ソケットを選ぶときに迷いやすいのが 「差込角(ドライブサイズ)」と「ソケットサイズ」 です。それぞれの意味と選び方を整理してみましょう。
1. 差込角(ドライブサイズ)を選ぶ
差込角とは、インパクトレンチとソケットを接続する部分の四角い穴のサイズのこと。インパクトレンチのパワーと作業内容に合わせて選ぶのが基本です。
1/4インチ(6.35mm)
小型で軽作業向き
家具の組立、電気設備、内装工事などに便利
パワーは小さめ
3/8インチ(9.5mm)
バイク整備やDIYでよく使われるサイズ
自動車の軽作業(エンジンルーム内など)にも対応
扱いやすく、初心者にもおすすめ
1/2インチ(12.7mm)
一般的な自動車整備のメインサイズ
ホイールナット(17mm、19mm、21mm)にぴったり
トルクのバランスが良く、DIY〜プロまで幅広く使われる
3/4インチ(19mm)以上
大型車両や産業機械向け
日常DIYではほとんど不要
👉 多くの方は 1/2インチ(12.7mm)差込角 を選べばOK。車のホイール交換をしたい人なら、まずはここから始めましょう。
2. ソケットサイズ(ナットの大きさ)を選ぶ
ソケットサイズは、実際に回すナットの「対辺幅」に合わせます。作業対象によってよく使うサイズが決まっているので、必要なものを揃えるのがおすすめです。
バイク整備向け(小型ナット)
8mm / 10mm / 12mm / 14mm / 17mm
軽整備なら 8〜14mm が中心
普通車のホイールナット
17mm(軽自動車、一部国産車)
19mm(普通車で最も多いサイズ)
21mm(SUVやミニバンに多い)
輸入車や大型車両
22mm / 24mm 以上を使うことも
👉 自動車用なら「17・19・21mm」の3本があればほぼ対応可能。DIY整備では「10〜17mm」あたりを揃えると安心です。
3. ディープソケット or 標準ソケット
標準ソケット:基本はこちら。ホイールや外しやすいボルト用。
ディープソケット:ナットが奥まっている部分や長めのスタッドボルトに対応。
ホイール交換を目的にする人は 必ずディープソケット を持っておくと便利です。
まとめ:サイズ選びの目安
車のホイール交換 → 差込角 1/2インチ × 17・19・21mmディープソケット
バイク整備 → 差込角 3/8インチ × 8〜17mmソケットセット
大型車・重機 → 差込角 3/4インチ以上 × 22mm以上のソケット

