先端工具(アタッチメント)について
- アルチザンツール スタッフ

- 9月16日
- 読了時間: 3分
更新日:9月23日
電動工具を使いこなす上で、本体の性能と同じくらい重要なのが先端工具(アタッチメント)です。今回は、以下の4種類の代表的な工具について、それぞれの「先端」について分かりやすく解説します。
インパクトレンチ
インパクトドライバー
ドリルドライバー
ハンマードリル
「どんな先端を使えばいいの?」「互換性はあるの?」といった疑問にもお答えします!
(1) インパクトレンチの先端:ソケット
インパクトレンチは、自動車のホイールナットなどボルトやナットの締め付け・緩めに使われます。
▼主な先端工具
インパクト用ソケット(耐衝撃性あり)
ディープソケット(奥まったナットにも対応)
ユニバーサルジョイント(角度が必要なとき)
▼差込角に注意
一般的には:
12.7mm(1/2インチ) → 車整備などプロ向け
9.5mm(3/8インチ) → 軽整備向け
👉 インパクトドライバー用のビットとは互換性がありません。
(2) インパクトドライバーの先端:ビット
インパクトドライバーは、木材や金属へのネジ締め・ボルト締めに使われる万能工具。
▼主な先端工具
プラス/マイナスビット(ネジ締めに)
六角ビット・トルクスビット(家具組み立てなどに)
ドリルビット(六角軸)(穴あけも可)
▼六角軸 6.35mm(1/4インチ)に対応
ビット交換が簡単なワンタッチチャックが多いです。
👉 ビットは消耗品!特に安価なものはすぐ摩耗するので、こまめにチェックしましょう。
(3) ドリルドライバーの先端:ドリルビット&ビットチャック
ドリルドライバーは、穴あけと軽いネジ締めの両方ができる工具です。主に内装工事やDIYに最適。
▼主な先端工具
鉄工ドリルビット(金属への穴あけ)
木工ドリルビット(木材への穴あけ)
ビットホルダー + 各種ビット(ネジ締めにも使える)
▼丸軸 or 六角軸両方対応
チャックで締め付けるタイプなので、多くのビットに対応可能。
👉 インパクトドライバーよりトルクは弱いですが、繊細な作業に向いています。
(4) ハンマードリルの先端:SDSドリルビット
ハンマードリルは、コンクリート・ブロックへの穴あけが得意な工具。振動 + 回転で強力に掘り進みます。
▼主な先端工具
SDSプラスビット(一般家庭向けモデルに多い)
SDSマックスビット(大型・業務用)
コアドリル(配管用の大きな穴あけ)
▼ビットの規格に注意
ハンマードリルは基本的にSDS方式専用のビットが必要です。
👉 インパクトや通常のドリルとは互換性なし!
【まとめ】どの工具にどの先端を使うか一覧表
工具名 | 主な用途 | 対応先端工具 | 軸の規格 |
インパクトレンチ | ボルト・ナットの締付け | インパクトソケット | 9.5mm / 12.7mm |
インパクトドライバー | ネジ・ボルトの締付け | 各種ビット(六角) | 6.35mm 六角軸 |
ドリルドライバー | 穴あけ・軽いネジ締め | ドリルビット、ビット | 丸軸・六角軸 |
ハンマードリル | コンクリートへの穴あけ | SDSビット、コアドリル | SDSプラス/マックス |
【おまけ】先端工具を長持ちさせるコツ
用途に合ったビットを使う木工用で金属を削らないこと!
無理な押し付けをしない工具に任せて、軽く当てるだけでOK。
潤滑剤を使う(金属加工時)焼き付き防止に効果あり。
使用後は拭いて保管サビ防止のためにも清掃は大事。
おわりに
どんなに高性能な電動工具でも、「先端」が合っていないと性能を発揮できません。DIYからプロ作業まで、自分の目的にあった先端工具を選び、安全に使いましょう!



